Wordの攻略法 これでスッキリ!文字フォント

20190122フォントアイキャッチ

Microsoft Word(ワード)の攻略法です。今回は「文字フォント」のお話です。

文字サイズって最大いくらまで?

「フォント(文字)サイズの変更方法ぐらい知ってますよぉ!」という方は多いと思います。範囲選択し、フォントサイズのリストから選べばOKですよね!範囲選択の方法は、別に詳しくやってますからそちらも見てください。

ちょっとやってみましょう。下の文書の「春のお花見親睦会」という文字サイズを、少し大きくしてみます。では、範囲選択から・・・。
20181230マウスで範囲選択

範囲選択できたところで、フォントサイズを「13」にしましょう。フォントサイズのリストには「10」「12」「14」はありますが、「13」がありませんね。心配いりません。直接「13」と入力し、「Enter」キー(エンターキー)を押すだけです。
そうなんです!文字サイズは、好きな数字を入力すれば希望の大きさに出来るのです。

20190122フォントサイズの指定

このフォントサイズを直接指定する場合、最小「1」から最大何と「1638」まで入力することができます。用紙に印刷することを考えると、一般には大きくても「500」ぐらいでしょうか。

20190122フォントサイズはいくつまで

大型看板をWordで作成するには

フォントサイズを思いっきり大きくして、大型看板を作ることができます。

まず、作成したい看板の文字を入力し、それっぽいフォントに変更します。ここでは毛筆書体を使いました。

20190122それっぽい文字フォントの変更

文字サイズを大きくします。A4サイズの用紙に1文字ずつ印刷する場合は、だいたい「500」ptぐらいになります。

20190122文字サイズは500

仕上がり具合は、印刷プレビューで確認するといいでしょう。完成したら印刷し、それを貼り合わせて看板に仕上げます。遠くから見ると、達筆の手書き看板に見えますよ!20190122印刷プレビューで確認

サイズを大きくすると、勝手に行間が広がってしまう

Word2016から標準の書体として採用された游明朝は、フォントサイズを11pt以上に変更すると行間が広がる仕様になっています。

20190122通常のフォントサイズ通常の10.5ptサイズ

20190122大きめのフォントサイズで行間広がるフォントサイズ14pt

行間の広がりを戻したい場合は、以下のように操作してください(ただし、フォントサイズが一定の大きさを超えると効果の違いが分かりにくくなります)。

  1. 行間の広がった行内にカーソルを移動します(範囲選択をしても構いません)
  2. 「ホーム」タブの「段落」グループの「段落の設定」をクリックします。または、「1.」の箇所で右クリックして、「段落」をクリックします。
    20190122段落のダイアログボックスを出すには
  3. 「段落」ダイアログボックスの「インデントと行間隔」タブの「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」チェックボックスをオフにして、「OK」をクリックします。
    20190122行グリッド線に合わせるチェックボックス

MS Pゴシック と MSゴシック の違いは何?

プロポーショナルフォントと等幅フォント

日本語用のフォントの中には、同じフォント名で”P”が付いているものと、付いていないものの2つがある場合があります。例えば、「MS P明朝」と「MS明朝」、「MS Pゴシック」と「MSゴシック」などですね。
このフォント名に”P”が付いているものはプロポーショナルフォント、”P”が付いていないものは等幅フォントであることを表しています。
プロポーショナルフォントとは、英数字、ひらがな、カタカナについて、文字ごとに幅が異なるフォントです。等幅フォントとはすべての文字が同じ幅で、半角文字は全角文字のちょうど半分の幅です。
文字が複数行にわたるときに、文字の位置を上下で合わせたいときは等幅フォントが適しています。

  • プロポーショナルフォント(例:MS P明朝)
    文字の形に応じて文字幅が変わり、読みやすさを感じます。
    20190122プロポーショナルフォント
    20190122プロポーショナルフォント複数行
  • 等幅フォント(例:MS明朝)
    整った印象はあるものの「間延び」感もあります。複数行になると、同じ文字数でも上下の文字の位置はバラバラになります。
    20190122等幅フォント
    20190122等幅フォント複数行

Word2016の標準フォント”游明朝”について

Word2016で新しく標準(既定)のフォントとして採用された游明朝は、等幅フォントとプロポーショナルフォントの特性を合わせもったフォントです。
Word2013までの標準フォントである”MS明朝”は、英数字が半角だと幅が細すぎ、全角だと幅が太すぎ、きれいに見えませんでした。一方、同フォントのプロポーショナルである”MS P明朝”は、英数字は比較的きれいですが、ひらがなとカタカナが詰まり過ぎてきれいではありませんでした。
”游明朝”はその両者の欠点を解消したフォントです。
たとえば、Word2013までは、標準のフォントとして「日本語はMS明朝」、「英数字はCentury」という2種類のフォントが組み合わされていましたが、Word2016では、游明朝はひとつで「半角英数字→プロポーショナル」、「漢字、ひらがな、カタカナ、全角英数字→等幅」を表現できるため、2種類のフォントをセットで利用する必要がなくなりました。
しかし一方で、一部の書式設定時に起こる行間の広がりや、ページ設定で指定したとおりの行数にならないことがあるなど、従来のフォントを使い慣れた人にとっては気になるところも残るフォントといえます。


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