Wordの攻略法!~快適な文書作成は『表示の設定』から~

20181220表示の設定はやぶさ用アイキャッチ

Microsoft Word(ワード)の攻略法です。今回は、「表示設定」についてご紹介します。

快適な文書作成の決め手は『表示の設定』にあり!

Wordに慣れている方でさえ、突然、画面の様子が変わってしまい『あれっ!せっかく作ったのに(汗)!』と、慌ててしまうことがあります。この原因の多くは、Wordの表示設定に関するものです。理由が分かれば笑ってすませられるようなことすが、初心者の方にとっては相当なストレスになります。文字入力、右揃え、均等割り付けといった機能の学習の前に、まず、Wordの基本的な表示設定をしっかり覚えましょう。

画面表示の環境を整えましょう

編集記号の表示・非表示

  • 編集記号とは?
    編集記号とは、文書内に全角スペースや半角スペースなどの空白文字、またタブなどの特殊な文字を入力した際に表示される編集用の記号のことです。編集記号を表示していると、文書の状態を把握しやすくなります。
  • 文書に編集記号を表示させる方法
    [ホーム]タブが表示されていることを確認します。
    20181220ホームタブ
    [ホームタブ]―[編集記号の表示/非表示]ボタンをクリックします。
    表示ONの状態
    20181220編集記号ON
    表示OFFの状態
    20181220編集記号OFF

ルーラーの表示・非表示

ルーラーとは、文字の位置を簡単に確認できる画面上のガイドです。またそれ以外にもインデントやタブといった文字を揃える機能を扱う際にも利用できます。

これがルーラーです ↓

20181220ルーラー

  • ルーラーを表示させる方法
    [表示]タブの[ルーラー]チェックボックスをクリックして【オン】にします。
    20181220表示タブ

行番号の表示・非表示

行番号とは、現在カーソルがある行が、ページの上から何行目にあたるかを表示するものです。行数を指定した操作を行う必要がある場合など、すばやく確認することができます。

20181220行番号

  • 行番号を表示させる方法
    画面下部のステータスバー上の右クリックします。
    [ステータスバーのユーザー設定]メニューが表示されますので、マウスでクリックして[行番号]の左側にチェックマークがついた状態にします。
    20181220ステータスバー

編集記号表示をさらに細かく設定するには

[編集記号の表示/非表示]ボタンをオンにしたときに表示される編集記号の種類は、より細かく指定することができます。Wordの使い方に慣れてきたら、細かく指定して自分の文書作成環境や用途に合わせてカスタマイズすることができます。

[ファイル]タブ―[オプション]―[表示]の[常に画面に表示する編集記号]

20181220表示詳細設定

せっかく入力した文字 誰が消したの!?

『さっき入力したはずの文字が無くなっている!』そんな経験はありませんか?この不思議な現象は、知らず知らず入力モードが”上書きモード”になっていることが原因です。通常は”挿入モード”。(個人的には、上書きモードなんか不要だと思っているのですが…)

この切り替えは、キーボードの「Insertキー(インサート・キー)」を押すことで切り替わりますが、文字を削除するときの「Deleteキー(デリート・キー)」や「Backspaceキー(バックスペース・キー)」の近くにあるので、ついうっかり押してしまうことがあるのです。

挿入モードか上書きモードかの見分け方

ステータスバーの表示で判断する。

20181220挿入モード

文字入力しているとき、文字が半分下がったような位置に入力されると、それは[上書きモード]であることが分かります。「Insertキー」を押して、挿入モードに戻しましょう。

20181220上書きモード

用紙(表示画面)を上げ下げする方法

入力した行数が増えてくると、画面に表示しきれない部分が出てきます。そのときは画面に表示される範囲をスライドするスクロールというを操作をします。スクロールは画面右にある垂直スクロールバーを使用して行います。

20181220垂直スクロールバー

  • マウスを使った垂直方向のスクロール
    垂直スクロールバーのスクロールボックスにマウスポインターを合わせます。上下方向にドラッグします。
    スクロールすると、入力した文字が見えなくなりますが、隠れただけで消えたわけではありません。
  • 水平方向のスクロール
    ウィンドウ(画面)の横幅が小さい場合などは、自動的に水平スクロールバーが表示されます。水平スクロールバーを使えば水平方向(横方向)のスクロールが可能です。

ワークシートをスクロールするその他の方法

  • 上向き△ボタンと下向き▽ボタンを使用する
    スクロールバーの上端にある上向き△と、下端にある下向き▽ボタンをクリックすると、約1行分スクロールされます。
  • マウスで使用する
    マウスのスクロールホイールを動かしてもスクロールすることができます。
    20181220マウスホイール

文書の表示の拡大・縮小

文書をズームして表示するには、画面右下のズームスライダーを使用します。この拡大・縮小の効果は画面の表示上だけのものです。実際に印刷したときの大きさとは関係ありません。

  • ズームスライダーを使用する
    画面右下にあるズームスライダーの[+]をクリックすると10%ずつ拡大され、[―]をクリックすると10%ずつ縮小していきます。中央部のスライダーそのものをドラッグすることで、自由な倍率で拡大・縮小できます。20181220ズームスライダーの説明
  • ボタンを使用して拡大・縮小する
    [表示]タブの[ズーム]グループのボタンを利用する方法もあります。
    20181220表示タブズームグループ
  • マウスを使って拡大・縮小する
    Ctrlキー(コントロールキー)を押しながら、マウスホイールを前後に回転させることで拡大・縮小ができます。
    20181220マウスを使った拡大・縮小

Wordの疫病神?画面の表示モード

Wordには、作成する文書の内容や作業の内容に合わせて、表示モードが選べるようになっています。

  • 通常の文書作成に適したモードの「印刷レイアウトモード」
    20181220印刷レイアウトモード
  • 閲覧に特化した「閲覧モード」
    20181220閲覧モード
  • Webページの編集にてきした「Webレイアウトモード」
    20181220Webレイアウトモード
  • 見出しを作ったり、文書内の段落全体を移動したりするのに便利な「アウトラインモード」
    20181220アウトラインモード
  • ヘッダー・フッター、特定のオブジェクトが表示されなくなり、文書編集に集中できる「下書きモード」
    20181220下書きモード

などです。一般には、標準の「印刷レイアウトモード」だけで十分です。目的がない以上、他のモードに切り替える必要はありません。

作成した文書がいきなり壊れる謎!

この問題は、初心者の方にとっては深刻です。一生懸命作成したWord文書が、いきなり画面いっぱいに広がるなどしておかしくなってしまうことがあるからです。

知らずに切り替えてしまう 画面表示モード

画面の表示モードを切り替えるには、[表示]タブの[表示グループ]のボタンをクリックして行います。通常、このボタンを触ることはなく、画面の表示モードが切り替えられることもありません。

20181220表示タブ表示グループ

ところが、この切り替えボタン、もう一つ、意外な場所にあるのです。

それがコレ!画面右下のズームスライダーの横です。ズームスライダーを操作したつもりで、初心者の場合、知らずに「Webレイアウトモード」ボタンをクリックすることがよくあります。その結果、今まで作成した文書のレイアウトが壊れてしまったと勘違いされ、新規に文書を作成し直すという悲劇も少なくありません。

20181220表示モード切り替えボタン

知らずにクリックしてしまう、というのも頷けますね!ご注意ください。


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