Wordの攻略法 「範囲選択」虎の巻
Microsoft Word(ワード)の攻略法です。今回は、どんな編集にも必須の操作「範囲選択」をご紹介します。
対象の文字を選択するには
- マウスでドラッグする方法
編集したい文字の始まりから終わりまでをドラッグします。ドラッグする向きは、始まりから終わりでも、終わりから始まりでも構いません。特に、行の初めの部分などは、逆方向のドラッグの方が失敗なく行えます。
- マウスでクリックする方法
『マウスのドラッグがどうも苦手』だという方はこちら。まず、範囲選択したい始まりの部分をクリックして、カーソルを移動させます。次に、「Shift」キー(シフトキー)を押しながら、終わりの部分をクリックする方法です。 - キーボードを使用する方法
キーボードの方向キーでカーソルを範囲選択の始まりの部分に移動させます。この場所をマウスでクリックしてもOKです。次に、「Shift」キーを押しながら、方向キー「→」「←」「↑」「↓」キーを使って、選択範囲を広げていく方法です。マウスが使用できない場合などに便利な方法です。
複数行にわたっている文字列の選択するには
範囲選択したい文字列が2行以上の複数行にわたっている場合でも、「文字選択」の方法と同じです。この場合、開始位置から終了位置までは「最短距離」の直線でドラッグしましょう。
離れた場所の文字を複数個所 選択するには
一つ目の範囲選択に加え、別の場所も選択したい場合は、キーボードの「Ctrl」キー(コントロールキー)を押しながら、範囲選択の操作を繰り返します。
単語単位で範囲選択するには
範囲選択したい単語の部分でダブルクリックすると、単語単位の範囲選択ができます。必ず狙った範囲が選択されるとは限りませんので、選択範囲が短い場合は、「Shift」キーを押しながら方向キー「→」を押して拡張します。
行単位で範囲選択するには
マウスを範囲選択する行の「左余白部」でクリックします。本文領域(文字がある部分)でドラッグする方が多いのですが、左余白でクリックするこの方法が便利です。マウスポインタの形がになってからクリックしてください。
複数行を選択するには
マウスを範囲選択する行の「左余白部」でドラッグします。本文領域(文字がある部分)でドラッグする方が多いのですが、それよりも、左余白部でドラッグする方がより確実です。マウスポインタの形がになってからドラッグしてください。
段落単位の範囲選択
Wordでいう「段落」というのは、改行された場所から次の改行場所までの区切りのことです。範囲選択したい段落の「左余白部」でダブルクリックすると、一つの段落が選択されます。本文領域(文字がある部分)ではなく、左余白部で行うことがポイントです。マウスポインタの形がになってからダブルクリックしてください。
文書全体を範囲選択するには
- マウスで行う方法
「左余白部」で素早く3回クリックします。便宜上、トリプルクリックと表現しておきます。本文領域(文字がある部分)ではなく、左余白部で行うことがポイントです。マウスポインタの形がになってからトリプルクリックしてください。 - ショートカットで行う方法
「Ctrl」キー(コントロールキー)を押しながら「A」キー(すべて・「all」の「A」と覚えましょう)を押します。この方法はWordだけでなく、多くのアプリでも共通して使えますので、覚えておくと便利です。
四角の領域を範囲選択するには
四角形に囲んで範囲選択する場合は、「Alt」キー(オルトキー)を押しながらマウスでドラッグします。ただしこの方法では、複数個所の選択を行うことができません。
範囲選択の解除方法
- マウスを使った解除方法
マウスで、範囲選択部分以外(左余白部を除く)をクリックします。「左余白部」でクリックすると、新たな「行の選択」になってしまいます。 - キーボードを使った解除方法
キーボードの方向キー「↑」「↓」「←」「→」のどれかを押します。
表の範囲選択について
- 行の選択
範囲選択したい行の「左余白部」でクリックします。表の内部ではなく、左余白部で行うことがポイントです。マウスポインタの形がになってからクリックしてください。
- 複数行の選択マウスを範囲選択したい部分の「左余白部」でドラッグします。表の内部ではなく、左余白部で行うことがポイントです。マウスポインタの形がになってからクリックしてください。
- 列の選択
マウスを選択したい部分の表の上部でクリックします。マウスポインタの形がになってからクリックしてください。
- 複数列の選択
マウスを選択したい範囲の表の上部でドラッグします。マウスポインタの形がになってからドラッグしてください。
- 単独セルの選択
マウスポインタを、選択したいセルの左側に持っていき、右上向きの黒矢印になったらクリックします。
- 複数セルの選択
複数のセルを範囲選択するには、始まりのセルから対角線方向のセルへとドラッグします。このときマウスポインタの形は気にせず、「セルのちょうど中央部あたり」からマウスのボタンを押し始めて結構です。マウスポインタの形にとらわれ過ぎて、操作に時間がかかっておられる残念な光景方もよくお見かけします。
- 離れた場所の行選択
まず、1つ目の行の左余白で、マウスポインタの形がになったらクリック(ドラッグ)します。そのあと、「Ctrl」キーを押しながら2つ目以降の行を追加選択していきます。
- 離れた場所の列選択
まず、1つ目の列の上部で、マウスポインタの形がになったらクリック(ドラッグ)します。そのあと、「Ctrl」キーを押しながら2つ目以降の列上部で追加選択していきます。
- 表全体の選択
表内のいずれかにカーソルがあると、表の左上角に「四角に十字」の突起ボタンが現れます。ここをクリックすると表全体が選択できます
図形の選択
図形の選択
この方法は簡単です。その図形をクリックするだけで選択できます。ただし、図形のなかでも「テキストボックス」や、「内部に文字が入力された図形」の場合、選択の方法が2通りありますので、しっかり理解して覚えましょう。
文字が入力されている図形の選択
- 全体選択
テキストボックスや、図形内に文字が入力されている場合は、その枠線のいずれかにマウスカーソルを合わせ、上下左右の4方向矢印の形に変わったらクリックします。図形内部で文字入力用のカーソルが点滅している場合は「枠内選択」になっていますので、再度、外枠をクリックし直してください。 - 枠内選択
図形の内部を選択すると、その部分に文字入力用のカーソルが点滅しますので、文字編集が可能となります。
複数図形の選択
- マウスでクリックして選択
一つ目の図形をクリックして選択。その後、「Shift」キーを押しながら2つ目以降の図形をクリックしていきます。「Ctrl」キーでも同様の操作が可能ですが、マウス操作によっては図形が「コピー」されてしまうことがあります。ぜひ「Shift」キーを使用をおすすめします。 - オブジェクトの選択メニューを使用
「ホーム」タブ ― 「編集」グループ ― 「選択」 ― 「オブジェクトの選択」をクリックすると、マウスポインタが矢印マークに変わります。選択したい図形をすべて取り囲むようにドラッグするとエリア内の図形がすべて選択されます。ただし、「線」の図形は対象となりません。
クリックできない図形の選択
極意中の極意です。文字列の折り返しを背面設定にした図形の場合、クリックしてもなかなか選択できないことがあります。図形のどこからにマウスポインタを重ね、の形になる場所を根気よく探し出し、その場所でクリックすればOKです。でも、それでもうまくいかない場合は、以下の方法も有効です。
- 「Tab」キーを利用して選択
近くにマウスでクリックして選択できる図形がある場合、まずはその図形を選択しておき、「Tab」キーを押していけば、選択された図形が一つずつジャンプしていきます。目的の図形が選択されるまで「Tab」キーを連打します。連打していて、ついオーバーランしてしまった場合は、「Sfift」キーを押しながら「Tab」キーで戻りましょう。 - 図形一覧から選択
「ホーム」タブ ― 「編集」グループ ― 「選択」 ― 「オブジェクトの選択と表示」をクリックすると、文書内に挿入されている図形の一覧が表示されます。目的の図形名をクリックすると、文書内のその図形が選択された状態になります。
パソコンの攻略法
Wordの攻略法
- テンプレートを利用する
- 快適な文書作成は『表示の設定』から
- これでスッキリ!「ページ設定」
- 「範囲選択」虎の巻
- 文字フォントの裏話
- 段落の設定
- 表作成なんかこわくない
- ここまで出来る!文字装飾
- 画像配置のキモ「文字列の折り返し」
Excelの攻略法
- 超高速!数字入力の秘訣
- 「スクロール」と「セルの移動」
- いまさら聞けない小技集
- これは便利!オートフィル機能
- まるっとクイック分析ツール
- 行の高さ、列の幅を変更する
- 分かりやすい!セルの書式設定
- 自由自在!表示形式の設定
- 思いどおりのグラフ作成
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